備忘録的プログラミングリファレンス

SEO 対策について

 SEO 対策についての体験からの解説です。といっても PV を上げるために何か特別なことをサイトに施すという話ではないです。
 いろいろと試行錯誤してみて理解できたことを解説していきます。

 現在は、Google Search Console のアドバイスに従ってサイトを作成したほうよいようです。 その方が、ユーザーにとっても読みやすく、内容が充実してリピートされやすいサイトになります。その結果、検索順位が上がるようになります。
 Google Search Console は読みやすく、内容が充実してリピートされやすいサイトを基準に改良が重ねられているためです。

 また、外部からのリンクを沢山貼ってもらうやメインの単語をより多く設けるといった方法は効果が小さくなっているようです。

SEO 対策概説

 Google Search Console を使った評価基準の指標となるものに、検索パフォーマンスと、ページの下のクロール済み – インデックス未登録があります。
 検索パフォーマンスの見方はいろいろあるのですが特にページごとの表示回数は注目しておいた方がよいでしょう。

 メインメニューのページにあるページのインデックス登録においては、未登録が多いと全体的な評価が下がる傾向にあるようです。特に 404 エラーが多いのはよくないようです。

 Google の説明では評価に影響しないとありますが、未登録404 エラーなどが多いと経験上では検索結果は思わしくありません。
 インデックスに登録されるページ数が少なるためかもしれませんが。

 未登録ページは検索順位が100以内に入らないほどの評価しか受けていないか、内容が思わしくないと見なされています。また、 404 エラーがあまりに多いと閲覧者を惑わすということになるようです。

 一旦評価が下がると上げるまでにかなりの時間が必要になります。公開する前に、よく検証する必要があるかもしれません。
 ただし、どのような評価にあるかは公開しなければ分かりません。評価が低かったとしても諦めずに更新することをお勧めします。

メインの単語をより多く

 メインの単語をより多く設ける方法は評価として上がります。しかしながら、度を超えていると見なされると評価を大きく下げられます。 悪意のあるサイトと見なされる場合もあります。

 基準は分かりませんが、2000文字に対して 4%以上 ぐらいはメインの単語が使ってあった方がよいようです。
 最上限は分かりません。敢えて試す方がいないためかと思います。

検索パフォーマンスの見方

 Google Search Console の検索パフォーマンスの見方の解説です。

 検索パフォーマンスの見方は人によっていろいろありますので一概にこれがよいとはいえませんが、経験則から解説します。

 まずは基準となる検索数を調べて、自サイトの検索数をみてみましょう。

 例えばhtmlというワードをaramakijake.jpというサイトで月間の検索数を調べてみます。

 100万回/月以上検索されています。同じワードでの自サイトにおける検索数をみてみましょう。
  Google Search Console の検索パフォーマンスのグラフの上にある+新規をクリックし開いた選択肢から検索キーワードを選びます。 入力欄が出たらhtmlとして適用してみましょう。検索による合計表示回数をみてください。

 全体の検索回数が100万回/月以上に対して自サイトの合計表示回数は何回でしょうか。まだまだ上が目指せそうでしょうか。それともまあまあでしょうか。

 この例はhtmlというキーワードで比較しています。ご自身に合ったキーワードで比較してみてください。

 この合計表示回数は検索によって検索順位がおおよそ100位以内になった回数を指します。 合計表示回数は検索順位が100位以内になった数ですので、 Goole ロボットが自サイトをどのように評価しているかを予測することができます。

 検索順位は Goole ロボットがページの評価によって決めているようです。検索順位が100位以内になるように内容のあるサイト作りを心掛ける必要があります。
 あるキーワードで検索回数が100万回/月あって自サイトの合計表示回数が1000回/月ならまだまだ先があります。

 例えば、各ページの合計表示回数をみてみましょう。検索パフォーマンスのグラフの下のページタブを開いて見てください。 各ページごとの様子を知ることができます。グラフの上の平均掲載順位をチェックして掲載順位をみえるようにしましょう。

 この平均掲載順が上がるように各ページの内容を充実させるようにしましょう。 Google Search Console は見やすいくリピートされやすい内容を評価しているようですので、そのようなページ作りを心がけましょう。

 特に合計表示回数が 1,2 と少なく平均掲載順位も低いページは内容を改善し、平均掲載順位が高くなるようにしましょう。
 そうすることで、全体の合計表示回数が少ないとき平均掲載順位が高くなれば、Google Search では良いページとして見なしてくれます。
 実際に、全体の検索数が少なくても掲載順位が上位になるということは優れた内容であるのです。
 個々のページでみれば、合計表示回数が少なく、平均掲載順位が低いものは内容を改善すれば、全体の検索数が減っても掲載順位は上位になる傾向にあります。そのことはよりサイト全体によい影響を与えます。

 平均掲載順位が上がれば表示回数も上がります。それによってクリックして見てくれる方が増えればさらに評価が上がります。

 もしも一旦低評価を受けてリライトするような場合は、その再評価にはかなりの時間を要します。そのため、最初から評価基準を満たしているブログや CMS は有利です。

 低評価であるかはページのインデックス登録からもみることができます。特に 404 エラーのあるリンクや悪意のあるサイトへのリンクが多いと低評価に繋がりますので注意が必要です。

平均掲載順位

 平均掲載順位を上げるには、順位の低い既存のページをリライトする方法があります。

 順位の低いページを調べるには左のメインメニューから検索パフォーマンスを開き、平均掲載順位をチェックします。

 表示されるグラフの下のページタブを開きます。

 開いたページタブでページごとの平均掲載順位を確認することができます。

 並び替えで順位が低いものを調べてみましょう。特に、表示回数が少なく、平均掲載順位が低いページを改善しましょう。

 平均掲載順位が低い理由は内容が乏しいことが原因である場合があります。その場合はページのリライトをして充実した内容にしてみましょう。

 平均掲載順位の低いページを選択し、今度はクエリタグを開いてみましょう。選択されたページがどのような検索キーワードで検索されたかが分かります。

 そのキーワードで Google 検索をしてみましょう。

 まず、注目すべき点はページタイトルとページの説明文です。ページタイトルは、<title> の内容です。ページ説明文は <meta description=""> の内容または自動で作成された内容です。主に、<h1&ht;のすぐ後の文面です。

 そして、検索上位のページの内容を参考にしてみましょう。検索順位が上位なページはその内容が検索ロボットの好みであるということです。

滞在時間と直帰率

 ページ作成やページリライトする肝心な点にページの滞在時間と直帰率があります。ページを読み込む時間が長いならより Google の検索インデックス評価が上がります。また直帰率が低いほど、さらにページを読み込んでいることであり、サイトとしての魅力が高いと評価されます。

 滞在時間が長く、直帰率が低いサイトは評価が上がり、平均掲載順位が上がります。そのことは合計表示回数を増加する要因になります。

ページのインデックス登録における評価

 Google Search Console のメインメニューのメニューで開くことができるページのインデックス登録があります。このページは検索ロボットによって集められたサイトの情報が検索に反映されるかを示しています。

 登録されたページはもちろん検索結果としての表示対象になりますが、未登録ページは検索の対象になっていないもしくは検索順位が100位より下であることを示しています。

 未登録であるページは検索対象となっていないので何らかの改善が必要になってきます。 ページが多いほど検索数も増えますので、検索対象のページは多いほうがよいです。
 特に クロール済み - インデックス未登録検出 - インデックス未登録 以外のものはサイトの評価を下げるようですので注意してください。

 ページのなかには検索されない内容である場合があります。だれも検索していないような場合です。
 年間で1度も検索されたことがないような内容のページは クロール済み - インデックス未登録 になってきます。
 その他のページの評価が上がるようにリライトまたは新規ページを増やすことで全体の評価が上がり、検索対象となってくるかもしれません。 または クロール済み - インデックス未登録 となったページを改善するのもよい方法かと思います。
 ただし、リライトによる再評価にはかなりの時間を要します。気長に改善してみましょう。

 初歩的なことで評価を下げる要因にタグが正確に記述されていないがあります。
 タグがきちんと閉じているといった HTML タグにエラーがないことが必要です。

 HTML をコーディングするといったことをする場合には HTML タグエラーが起きやすくなります。エラーがあると web ページとしての評価が下がります。
 HTML エラーが起きにくいという意味ではブログの方が優位性があります。

 web ページをコーディングしている場合は、HTML チェックにはフリーのソフトウェアなどがありますので是非チェックしてみてください。

クロール済み - インデックス未登録への対処

 クロール済み - インデックス未登録になる原因は、内容が他と比べて十分ではない、内容がサイト内で重複しているページが多い、そもそも検索されていないといったことが考えられます。

 内容が他と比べて十分ではないという場合は、Google Search Console が考える内容が充実していないというものに該当します。その場合は、検索パフォーマンスのページごとの平均掲載順位から推測することができます。
 この平均掲載順位が概ね 100 位より下になるとクロール済み - インデックス未登録になるようです。
 その場合はリライトをするなどの改善を試みたほうがよいでしょう。他と比較している部分があるので、他のサイトを参考にするとよいでしょう。
 ただし、丸写しはいけません。

 内容が重複しているページが多いの場合は、似た内容のページに心当たりはないでしょうか。内容がとても似ている場合は、1ページに統合するか、keyword に差をつける、内容の重複点を解消する必要があります。

 そもそも検索されていないの場合は、だれも検索していない場合です。この場合は、そのページの平均掲載順位に上がることもありません。
 いくらリライトを重ねても検索されることがないので、見直しをしながら気長に待つしかないでしょう。

 ページの見直しから Google Search によるサイト全体の評価の反映には3ヶ月〜6ヶ月ほど掛かるように見えます。
 個々のページの修正による評価の反映は直ちに行われますが、全体としては修正前の評価が残るために3ヶ月以上掛かっているように見えます。Google Search Console にキャッシュされたページを評価に使用しているためかと思います。

 Google Search は、エラーや間違いがあれば直ぐに見つけて評価を下げます。
 ページの修正や追加においてはエラーがでなければよしと見なして3ヶ月以降を楽しみに改善を続けましょう。

サイトマップ

 検索結果の評価に関わるものにサイトマップがあります。どのようにサイトを見て欲しいかを作成するもので、検索結果に反映されます。

 あった方がよいですので用意するようにしましょう。見られたくないページや新規または更新したページを素早く検索ロボットに反映されますのでメリットは多いです。

 サイト内のページに対してサイトマップ更新が追い付いていない場合は評価が下がりますので、ページの追加や更新がある度にサイトマップも更新するようにしましょう。

keyword、 description について

 HTML ページ内の <meta> で設定する keyword、 description があります。 これらは検索ロボットを対象にしたページを説明した内容です。

 昨今の検索ロボットはよく出来ていてこれらがなくても、ページの内容を解釈して keyword、 description を最適な形で作成してくれます。
 もしも当てずっぽうに keyword などを決めると思ってもいないワードの検索対象になる場合があります。 Google の説明では検索結果に関係はないと説明されていますが、経験では影響しています。

 keyword がよく分からないなら、主なワードを1〜3程度に止めておきましょう。もしくはない方がよいかもしません。
 ワードが多い場合で、他のページと重なる部分があると同じ内容のページと見なされます。同じ内容のページが多いとやはりサイトの評価は下がります。
 そのために、 keyword、 description は無いほうがよいとする解説も見かけます。

 keyword は、クロール済み - インデックス未登録への改善に使うことができます。もしも同じような内容のページがあるなら、代表するページに検索されるであろう keyword を網羅し、他のページは1つぐらいの keyword に留めることで別のページとして明確に出来ます。

 description は検索結果一覧に表示されます。その内容によってクリックされることもあるので、短く魅力的な文章を作成しましょう。

404 エラーが出た場合の対処

 404 エラーが出た場合は、その問題の元になっている部分を修正します。多くの場合は内部リンクのURLが間違っています。

 間違った URL を修正したら、Google Search Console の説明によると自動で修正をしてくれるそうです。Google Search Console のメニューにある削除はさらに問題を発生させるので使わないでほしいとのことです。
 そのままでも検索 Index には問題がないそうです。

 ただし、ソフト 404 エラーは違います。言葉がソフトですが、重大なエラーを起こしているとのことで全体の評価が下がります。特にサイトマップで間違っている場合は注意が必要です。

 修正を行ってソフト 404 エラーが起きてないかチェックしましょう。この修正にはかなりの時間を要します。一度起きても修正して諦めずに気長に待ちましょう。

重複していますの対処

 Google Search Console の未登録ページにおいて重複していますの対処方法は、<link rel="canonical" href="" /> を使います。

 重複していますは、検索ロボットが同じページであるのに複数の URL があることで混乱を招くことを伝えています。

 例えば、/があるなしだけでも別のURLとみなします。
 https://example.com/CSShttps://example.com/CSS/index.htmlhttps://example.com/CSS/は別の URL と認識されます。重複していますは別の URL であるにも関わらず、同じページを示しているということです。

 この重複していますの対処方法として、<link rel="canonical" href="" /> を使います。この <link> は検索ロボットに対して正規の URL を示すために使います。

 canonical は正規のを意味し、検索ロボットは複数のURLから同じページを辿っても href 属性値が示す URL に修正してくれます。

 例えば、https://example.com/CSShttps://example.com/CSS/index.htmlまたはhttps://example.com/CSS/が <link rel="canonical" ref="https://example.com/CSS/" >であるなら、全てをhttps://example.com/CSS/とみなして、重複を解消してくれます。

norobot、noindex について

 HTML ページ内の <meta> で設定する norobot、noindex があります。

 仕様によれば、これによって検索ロボットが辿らない、さらには検索の候補にならないということになっています。公式にはそのようにするように勧告されています。

 しかし、そのことがなかなか反映されない場合があります。ログインページなどどうしても辿って欲しくないページはrobot.txtを使う方法があります。

 robot.txt は検索ロボットが予め辿らないようにすることができます。そのことで検索候補にもなりません。

 公式には、この方法は一時的な対処として使用するようです。 <meta> で設定する norobot、noindex を利用することが推奨されていることに注意してください。

 詳しくはrobots.txtを参照してください。

最後に

 このサイトは当てずっぽうで作成をしてきました。Google Search Console での評価を学んで、Google Search Console は読みやすく、内容が充実してリピートされやすいサイトが基準であることが分かりました。 最初のうちはロボットにそのように評価されるサイト作りをしましょう。

 検索結果の反映までには時間が掛かりますのでどのように評価されているかが分かりにくいのですが、誰かのためになるように心がけたサイト作りがよいようです。

 よい評価を受けるようになれば少しずつですが検索順位や表示回数も上がってきます。

 このサイトに関しては、よいサイトづくりという面でかなり遠回りになりました。これを読んだ方の一助になればと思います。