close(), open(), write(), writeln() メソッド
Document.close()
Document.open()
Document.write()
Document.writeln()
close(), open(), write(), writeln() メソッドは、<body> の内容を編集するメソッド群です。
<body> の内容は document.body プロパティで取得することができます。
document オブジェクトを open() で開き、write() で内容を書き込み、close() で document オブジェクトを閉じます。
使い方の流れは以下のようになります。
Document.open() ...document オブジェクトを開く
↓
Document.write()
または Document.writeln() ...document オブジェクトに書き込み
↓
Document.close() ...document オブジェクトを閉じる
open() された文章ストリームが終了したら close() することが推奨されます。
open() メソッドは実行されたときに文章ストリームが開いた状態になり、既存の内容は空に更新されます。そして close() が実行されるまで、write() メソッド、writeln() メソッドの実行を順次受け付けます。
Example
write() メソッドで更新されるのは <body> 内の内容です。
close() メソッド
Document.close()
close() メソッドは、Document.open() または Document.write() メソッドで書き込み用に開いたドキュメントを閉じるメソッドです。
open() された文章ストリームが終了したら close() することが推奨されます。
Syntax
in JavaScript
指定された Document オブジェクトを閉じます。
Document.close() ;
引数(Parameter Values)
引数はないです
返り値(Return Values)
返り値はないです
open() メソッド
Document.open()
open() メソッド は、指定された Document オブジェクトを書き込み可能な状態にするメソッドです。
write() メソッド、writeln() メソッドで書き込みを行います。
close()メソッドで書き込みを終了します。
document.open();
とすると現在開いている Document オブジェクトが対象になります。
更新されるのは <body> 内の内容です。
open() メソッドは実行されたときに文章ストリームが開いた状態になり、既存の内容は空に更新されます。そして close() が実行されるまで、write() メソッド、writeln() メソッドの実行を順次受け付けます。
write() メソッドだけでも自動で open() メソッドを呼び出します。
似たメソッドに、Window.open() メソッドがあります。Document.open() でも引数を3つにすると Window.open() メソッドのエイリアスとして実行します。
この時の返り値は Window オブジェクトになることに注意してください。
open() された文章ストリームが終了したら close() することが推奨されます。
Syntax
in JavaScript
返り値はString型です。
// 引数がない場合
Document = Document.open();
// 引数が3つ、Window.open()のエイリアス
Document = Document.open( url, name, propaty );
引数(Parameter Values)
引数がない場合は、Document オブジェクトを書き込み可能な状態します。
もしも以下のような引数が3つあるとWindow.open() メソッドのエリアスになります。
Value | 摘要 |
url | webページのソースなどのコンテンツのURL、''の場合は空の window を開く |
name | 省略可。Window オブジェクトのname属性の値。<iframe>のname値をしてするとそのエレメント内に表示される。_blankといったtarget属性が使える |
propaty | 省略可。新たに開く Window オブジェクトのプロパティ。プロパティ=値の形のカンマ区切りで渡す。例:width=600px,height=300px |
返り値(Return Values)
返り値は指定した Document オブジェクト。引数が3つの場合は Window オブジェクトになります。
Example
以下の例では document.open(); の引数を3つにしています。 window.open(); のエイリアスとして実行されます。
document.open(); メソッドですが返り値は Window オブジェクトです。
開発用コンソールに返り値の違いが表示されますので確認してみてください。
write() メソッド
Document.write()
write() メソッド は、Document オブジェクトに書き込みを行うメソッドです。
Document.write() のみを呼び出すと自動的に Document.open() メソッドも呼び出します。 Document.open() メソッドは書き込み用に開いたオブジェクトを返します。
write() メソッドで更新されるのは <body> 内の内容です。
Document オブジェクトの内容は、write() メソッド の引数の内容で更新されます。
open() された文章ストリームが終了したら close() することが推奨されます。
*XHTMLでは動作しません。エラーが発生します。
*write() メソッドによるページの更新では、<script>の内容が実行されないことがあります。
Syntax
in JavaScript
返り値はString型です。
Document.write( text ) ;
返り値(Return Values)
返り値はないです。
Example
write() メソッドでは改行が入らないことを確認するために<pre>エレメントを使用しています。writeln() メソッドと比較してみてください。
writeln() メソッド
Document.writeln()
writeln() メソッド は、Documentオブジェクトに1行ごとに書き込みを行うメソッドです。
テキストの最後に改行が入ります。一行ごとにこのメソッドを実行することを想定しています。
writeln() メソッドで更新されるのは <body> 内の内容です。
Syntax
in JavaScript
返り値はString型です。
String = event.close( text ) ;
返り値(Return Values)
返り値はないです。
Example
writeln() メソッドでは改行が入ることを確認するために<pre>エレメントを使用しています。