備忘録的プログラミングリファレンス

object-fit プロパティ

 object-fit プロパティは、<img><video> エレメントのサイズを調整する方法を指定するプロパティです。

 サイズを調整する方法とは、エレメントのサイズに対して縦横比(アスペクト比)の調整と、表示からはみ出た部分の扱い方です。

エレメントの縦横比を維持しながらサイズ指定内に表示
object-fit: contain;

詳しくはExampleを参照してください

 親エレメント(コンテナ)のサイズは関係ないようです。

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構文(Syntax)

CSS

object-fit: fill | contain | cover | scale-down | none | initial | inherit;

DOM ( JavaScript )

値の取得
String = object.style.objectFit;
値の設定
object.style.objectFit="fill | contain | cover | scale-down | none | initial | inherit";

値(Values)

Value摘要
fill初期値(default値)、縦横比を無視してサイズ指定で表示
contain元画像の縦横比を維持しながらサイズ指定内に収める、合わない部分はスペースになる
cover元画像の縦横比に合わせて拡大縮小し、はみ出る部分はトリミング
scale-down元画像の縦横比を維持しながらサイズ指定内に収める、合わない部分はスペースになる
none元のサイズで表示、はみ出る場合はトリミング、合わない部分はスペースになる
initial初期値に戻す
inherit親エレメントのプロパティを継承

備考(Remarks)

初期値(Default value)fill
継承(Inherited)No
CSS AnimationNo

Example

 object-fitの例です。imgエレメン卜のサイズを width: 300px; height: 150px; にして見づらくしています。 そのサイズ内でobject-fitはどのように働くかを示しています。