備忘録的プログラミングリファレンス

revert 値

 revert 値は、プロパティの値をブラウザの既定値に戻す CSS の値です。

 revert 値は all プロパティを含むすべてのプロパティで機能します。

 仕様における既定値とブラウザにおける既定値に違いがあることに注意してください。仕様における既定値に戻すにはinitialを指定します。

revert プロパティ
h2 {
	font-size: 12px;
}

h2 {
	font-size: revert;
}

詳しくは Example を参照してください

 上記の例では、<h2> エレメントの文字の大きさを変更し、その後でrevertによってブラウザによる既定値に戻しています。

 CSS プロパティの値をキーワードによって指定する方法には以下があります。

キーワード値機能
initial仕様で決められた設定値
inherit親エレメントの設定値を継承
revertブラウザで設定された値
unset継承値が優先される。値が継承値されるプロパティでは inherit に同じ。継承されない場合は revert に同じ

 指定値を固定化する場合は !important 宣言を加えます。

ページ内 Index

構文(Syntax)

CSS

revert

 CSS プロパティに revert を指定することでそのプロパティの値は初期値に戻ります。

Example

 revert 値の指定例です。

 revert 値は、プロパティの値をブラウザの既定値に戻すキーワード値です。

 以下の例はh2エレメントの文字の大きさを小さめに指定した後に、revertによってブラウザの既定値に戻しています。

 initial 値は仕様の既定値に戻しますが、初期値に指定し直すつもりで使用すると想定と違うことがあります。これは initial 値は仕様の既定値で、ブラウザによる既定値と違うことが起因しています。
 以下のように、h2エレメントの文字の大きさを変更後、revert でブラウザの既定に指定しています。デフォルトとされる文字の大きさに戻っています。