flex-basis プロパティ
flex-basis プロパティは、display:flex;が設定されたフレックスコンテナにおいて、子エレメント(フレックスアイテム)の幅を指定するプロパティです。
このプロパティはフレックスアイテムに指定します。
フレックスアイテムにwidth プロパティが設定してあると、width 値が優先されます。
もし、flex-direction プロパティによって縦に並ぶように設定するとフレックスアイテムの高さになります。width 値がない場合、フレックスアイテムの幅はデフォルト値で表示されます。
flex-basis プロパティと似たプロパティに、flex-grow、flex-shrinkプロパティがあります。
flex-growプロパティはフレックスコンテナの幅に余りがないように拡がります。
flex-shrinkプロパティはフレックスアイテムが横に並びきらない場合の縮小比の指定です。
値はキーワードでも指定できますが、キーワード値はエレメントの内容と元の設定値によって幅が決まります。
ページ内 Index
構文(Syntax)
CSS
DOM ( JavaScript )
値(Values)
Value | 摘要 |
---|---|
auto | 初期値(default値) |
number | CSSの長さ |
fill | 内容に合わせる |
max-content | 内容に対する最大限の幅 |
min-content | 内容に対する最低限の幅 |
fit-content | 内容に合わせる |
content | 内容に合わせる |
initial | 初期値に戻す |
inherit | 親エレメントのプロパティを継承 |
備考(Remarks)
初期値(Default value) | auto |
継承(Inherited) | No |
CSS Animation | Yes |
Example
flex-basis の例です。flex-basis プロパティはフレックスアイテム(子エレメント)に指定します。 どこかにwidth プロパティが設定されていると、この値が優先されます。
キーワード指定もできますが、ここでは機能しているか分かり易いように絶対値で指定しています。
関連するプロパティ
display: flex; には以下の関連するプロパティがあります。これらを使って大きさや配置を調整します。
プロパティ | 概要 |
---|---|
flex-basis | フレックスアイテムの基本となる幅 |
align-content | フレックスラインの垂直方向の配置 |
align-items | 初期の配置位置 |
align-self | フレックスアイテムの配置位置 |
justify-content | 主軸方向での配置を指定 |
flex-wrap | 横並びにしたフレックスアイテムの折り返し |
flex-direction | フレックスアイテムの縦または横の並び |
flex-flow | flex-direction、flex-wrapを一括指定 |
order | フレックスアイテムの順序を変更 |