備忘録的プログラミングリファレンス

skew() メソッド

 skew() メソッドは、引数の値から傾けた形のエレメントを返す CSS 関数です。回転ではありません。 X軸に対する傾き skewX() とY軸に対する傾き skewY() の組み合わせです。 第1引数が skewX()、第2引数が skewY() です。

 skewX() は、X 軸方向は固定されて、指定された座標を中心に半時計回りにエレメント全体が傾きます。
 skewY() は、Y 軸方向は固定されて、指定された座標を中心に時計回りにエレメント全体が傾きます。

 skew() メソッドの2つの引数を同じにすると、エレメントの回転となります。

skew()例
.content {
	transform-origin: initial;
	transform: skew( 30deg, 10deg );
}

動作の確認はExampleを参照してください

 X軸、Y軸の傾きをそれぞれで指定するには skewX()skewY() を使用します。

構文(Syntax)

CSS

skew( x-angle, y-angle )

 引数は、X軸方向、Y軸方向の角度(単位: deg )です。 指定された方向にエレメントを傾けた形で表示されます。

Example

 skew() 関数による傾きの例です。

 傾きの基点の調整には、transform-origin プロパティを使用します。 ここでは、エレメント中心を基点としてX軸方向から30度、Y軸方向から10度傾けています。