<input type="submit">

　<input type="submit">は、FORMの送信用ボタンで、input のタイプのひとつです。クリックすることでFORM内のデータがサーバーに送信されます。

<input type="submit" value="送信" />

実行結果

　<input type="submit">でも送信に関するパラメータを指定することができます。

　入力データを加工してサーバーに送信する場合は、<input type="button">を使ってスクリプトから送信した方がよいでしょう。

　valueパラメーターでボタンの名称を付けますので、ほとんどの場合は<label>エレメントは使いません。

　送信ボタンに装飾が必要ならbutton タグエレメントを使ってもよいかもしれません。
　button タグエレメントはデフォルトでサーバーへの送信機能があります。button タグエレメントは画像を使えるなど装飾性に富んでいるボタン部品です。

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属性

　グローバル属性も持ちます。以下に主な属性のみを示します。

Attribute	Value	Extra information
class		cssに使います。同名のclassは同じスタイルが適応されます。
type		扱うデータタイプまたはinputタグの形状
value		submitボタン名として表示。値を指定しない場合はブラウザによる名称。
以下は送信設定。必要な場合のみ
formaction		FORMデータの送信先URL。この値でFORMのaction属性を上書き。type属性が 'submit' と 'img' である場合に有効。
formenctype		データのエンコーディングを指定。この値でFORMのaction属性を上書き。
formmethod		データの送信形式。この値でFORMのmethod属性を上書き。
formnovalidate		データを送信する前に制約を検証するかの可／否の指定。
formtarget		サーバーからの応答（レスポンス）を受け取るブラウジング画面の指定。この値でFORMのtarget属性を上書き。

ブラウザでの見え方

application/x-www-form-urlencoded: デフォルト値。encodeURI()などでURL エンコーディングした値に。
multipart/form-data: 複数のファイルをサーバーに送信する場合に指定。<input type="file">には必要な指定です。FormData API が使用されます。
text/plain: プレーンテキスト。デバッグでの用途。

　応答（レスポンス）を受け取るブラウジング画面の指定。<a>エレメント、Window、<iframe>による応答の受取ブラウンジング画面を指定できます。この値でFORMのtarget属性を上書き。

　＊詳しくはブラウジング画面ではなく、ブラウジング　コンテキストといいます。ブラウジングによるコンテントの表示状態を指すのですが、ここでは簡単にブラウジング画面といっています。

_self: デフォルト値。現在のブラウジング画面で応答を受け取ります。応答内容は現在からの遷移ページとして表示されます。
_blank: 新規のブラウジング画面で応答を受け取ります。新規のタブが追加表示されるのが前提ですが、実際はブラウザーによります。
_parent: parentにあたるブラウジング画面で応答を受け取ります。<iframe>を利用している場合は子documentで送信された応答はparent.documentで受け取ります。もしparentがなければ_selfとなります。
_top: トップレベルのブラウジング画面で応答を受け取ります。もし該当する画面がなければ_selfとなります。