<input type="image">
<input type="image">は、画像やイメージを使った汎用のボタンを作成することができる <input> のタイプのひとつです。
画像が利用できる、送信(submit)ボタンとして機能します。
src パラメーターでボタンに使うイメージの場所を指定します。
<input type="image" src="" />
上記の例では、画像のソースを指定していません。
画像のソースを指定しない場合は、デフォルトの機能が送信(submit)ですので送信
と表示されます。
画像が利用できて送信ボタンとして機能するエレメントに <button> があります。 <button> は type="button" で送信機能を無効にすることができます。
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属性
以下には、送信ボタンとして設定できる属性を示します。
formenctypeの値について
- application/x-www-form-urlencoded
- デフォルト値。encodeURI()などでURL エンコーディングした値に。
- multipart/form-data
- 複数のファイルをサーバーに送信する場合に指定。<input type="file">には必要な指定です。FormData API が使用されます。
- text/plain
- プレーンテキスト。デバッグでの用途。
formmethodの値について
- get
- デフォルト値。URLテキストとして送信される。読み取りが容易であるという欠点がある。
- post
- データの内容を知られたくない場合やファイルのアップロードに利用します。
- dialog
- <dialog>エレメントを使用したフォームに使用します。
formtargetの値について
応答(レスポンス)を受け取るブラウジング画面の指定。<a>エレメント、Window、<iframe>による応答の受取ブラウンジング画面を指定できます。この値でFORMのtarget属性を上書き。
*詳しくはブラウジング画面ではなく、ブラウジング コンテキストといいます。ブラウジングによるコンテントの表示状態を指すのですが、ここでは簡単にブラウジング画面といっています。
- _self
- デフォルト値。現在のブラウジング画面で応答を受け取ります。応答内容は現在からの遷移ページとして表示されます。
- _blank
- 新規のブラウジング画面で応答を受け取ります。新規のタブが追加表示されるのが前提ですが、実際はブラウザーによります。
- _parent
- parentにあたるブラウジング画面で応答を受け取ります。<iframe>を利用している場合は子documentで送信された応答はparent.documentで受け取ります。もしparentがなければ_selfとなります。
- _top
- トップレベルのブラウジング画面で応答を受け取ります。もし該当する画面がなければ_selfとなります。
関連typeについて
- button... 汎用ボタン。scriptに利用する
- checkbox... 複数選択が可能。選択済みにするにはcheckedパラメータを追記する
- color... カラーピッカー。色選択に使用します。
- date... 日付け
- datetime-local... 日付けと時刻(ローカルタイムゾーン)
- email... emailアドレス
- file... ファイルのアップロード
- hidden... 画面に表示しないがサーバーに送信するデータ
- image... 任意の画像を利用したカスタム用ボタン
- month... 年度と月度
- number... 数値
- password... パスワード入力
- radio... 選択肢が必要な場合
- range... 調整バーによる数値入力
- reset... リセットボタン。入力データをクリア
- search... 検索用
- submit... 送信ボタン
- tel... 電話番号
- text... テキスト入力。改行を含む場合は<textarea>を
- time... 時刻
- url... URL
- week... 年度の第何週目か
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