vertical-align プロパティ
vertical-align プロパティは、テキストの上下位置を指定するプロパティです。テキストの上付き、下付きと言ったりします。
ただし、<span> や <a> といったインラインエレメントでのみ有効です。
<div> といったブロックエレメントをdisplay:inline;
インラインエレメントへ変更することもできます。display プロパティに関しては display プロパティページを参照してください。
vertical-align: 50%;
親要素のテキストです。vertical-alignの表示例です。
基準より上方向がプラス方向、基準より下方向がマイナス方向です。数値が大きくなれば上に表示されます。小さいほど下に表示されます。
エレメント自体の配置を変更したい場合は、エレメントをブロックレベルにして、position プロパティと、top、bottom、left、right プロパティを組み合わせた方がよいでしょう。
水平方向の配置を設定するには、text-alignプロパティを使います。
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構文(Syntax)
CSS
vertical-align: baseline | length | sub | super | top | text-top | middle | bottom | text-bottom;
DOM ( JavaScript )
String=object.style.verticalAlign;
object.style.verticalAlign="baseline | length | sub | super | top | text-top | middle | bottom | text-bottom";
値(Values)
Value | 摘要 |
---|---|
baseline | 初期値(default value) |
length | 数値で設定、デフォルト位置を基準に、プラスで上方向、マイナスで下方向。CSS長さの単位を参照のこと |
sub | 親エレメントの添字(subscript)位置 |
super | 親エレメントの上付き(superscript)位置 |
top | 最も高い位置にあるエレメントの上部 |
text-top | 親エレメントのフォントの上部 |
middle | 親エレメントの中心位置より下に |
bottom | 親エレメントの下部を基準に |
text-bottom | 親エレメントのフォントの下部 |
initial | 初期値に戻す |
inherit | 親エレメントのプロパティを継承 |
備考(Remarks)
初期値(Default value) | baseline |
継承(Inherited) | no |
変化(Animatable) | yes |
Example
vertical-alignの表示例です。
ブロックエレメントをインラインエレメントに変更し、文字の上下位置を調整します。-50%で半文字分下がります。
関連プロパティ
以下はテキスト配置に関連するプロパティです。
letter-spacing | 文字間隔 |
line-height | テキストの行間 |
overflow-wrap | 単語がエレメント内に入りきらない場合の設定 |
tab-size | タブのサイズ |
text-align | 右寄せ、中央寄せ、左寄せ |
text-align-last | 最後の行の右寄せ、中央寄せ、左寄せ |
text-combine-upright | 縦書きにおける算用数字(アラビア数字)の配置 |
text-indent | 最初の行頭の字下げ幅 |
text-justify | 両端揃えにおける単語、文字の間隔 |
text-overflow | エレメントからテキストがはみ出る場合の表記 |
white-space | ホワイトスペース(複数の半角スペース、タブ)や改行の表示方法 |
word-break | エレメントの領域をはみ出るテキストの折り返し |
word-spacing | 単語と単語の間の空白を調整 |
word-wrap | overflow-wrapプロパティの別名 |